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ちゃんと知ろう自分のカラダ

医師で、病院経営にも詳しい元厚労省医系技官の石川雅俊先生に、肥満度を表すBMIについて解説していただきました。反響がありましたので、その解説を基にBMIについてさらに詳しく説明していきます。 BMIとは?石川雅俊先生の解説https://portal.medilog.jp/20230208-2/ BMI計算とは BMI(ボディ・マス・インデックス)は、身長と体重を使って自分の体型を知るための指標、目安です。BMIを使えば、自分の体重が健康的な範囲にあるかどうかを簡単にチェックできます。健康管理やダイエットの目安としてとても役立ちますよ。 BMI計算の基本的な方法 BMIの計算はとても簡単です。次の数式で計算します:体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) = BMI 例えば、体重が60kgで身長が158cmの場合、次のように計算します。 60(体重) ÷ 1.58(身長) ÷ 1.58 = 約24 ※身長はメートルで計算 近くにスマホや計算機があったら、ぜひやってみてください。この数式で算出した数値があなたのBMIです。 計算が面倒な場合は、身長と体重を入力するだけでBMIを計算してくれる「BMIチェックツール」も利用できます。 厚生労働省e-ヘルスネット「BMIチェックツール」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/bmi_check.html 正常範囲と肥満度の判断 身長と体重を使ってBMIを計算したら、その数値を基準と照らし合わせて肥満度を判定します。基準となる数値は国や地域によって異なりますが、ここでは日本の健康診断で使われている日本肥満学会が定めている基準を紹介します。以下の表を参考に、自分のBMIがどの範囲に該当するか確認してみてください。これにより、低体重なのか、標準体重なのか、あるいはどの程度の肥満度なのかが分かります。 自分の体重が健康的な範囲内にあるかどうか確認してみましょう。 BMIの意味とは BMIは身体の身長と体重のバランスを示す数値で、肥満度を評価するのに使われます。ただし、BMIは個々の体型や筋肉量、脂肪の分布を考慮していません。そのため、筋肉量が多い人や骨格が大きい人は、BMIが高くても健康的なことがあります。例えばボディービルダーの方が肥満と分類されること...

※2022年は、2022年10月の労働安全衛生規則の改正前後の有所見率を各期間で加重平均した推計値。 (2022年有所見率)=(2022年1~9月の有所見率)×0.75+(2022年10~12月の有所見率)×0.25 年に一度の健康診断を受けた後に手にする健診結果。健診で医師は、「異常なし」「要再検査」「要治療」などと判定します。そのうち「異常なし」以外の人を、有所見者と言います。 健診有所見率の推移 健康診断を受けた人のうち、有所見者の占める割合が有所見率です。この有所見率が今、6割に急接近しています。有所見者が自主的に医療機関に行くのが望ましいのですが、職場などから再検査や治療を受けるよう促されても、働き盛りの世代は忙しいことを理由に健康管理を後回しにするので病気を早期発見できなかったり、治療のタイミングを逃したりしてしまいます。 厚生労働省がまとめた定期健康診断実施結果によると、2022年の有所見率は58.3%となりました。過去からの推移を見ると1997年までは3割台でしたが、2008年に5割を超えました。それ以降、上昇傾向を続けています。 この定期健康診断実施結果は、常に50人以上が働いている事業所が実施する定期健康診断、いわゆる“職場の健診”の有所見率などを集計したもので、労働衛生行政の基礎資料となっています。事業所は、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して医師による健康診断を実施しなければなりません。一方で、労働者は事業所が実施する健診を受けなくてはならないとしています。 有所見率の上昇傾向は労働者の高齢化が影響していると言われています。2022年の検査項目別の有所見率では、血中脂質が31.6%と最も高くなりました。次いで、血圧が18.2%、肝機能検査が15.8%などとなっています。 都道府県別の有所見率 健診結果の有所見率を都道府県別で見ると、2022年は72.1%となった沖縄県が、12年連続でワーストを続けています。全国平均は58.3%でしたが、有所見率の高さは沖縄県だけの問題ではなく、すべての日本国民にとって対岸の火事ではありません。

11年連続ワーストの沖縄県 健診結果の有所見率を都道府県別で見ると、2021年は70.4%となった沖縄県が、11年連続でワーストを続けています。全国平均は58.7%でしたが、有所見率の高さは沖縄県だけの問題ではなく、すべての日本国民にとって対岸の火事ではありません。 病気を早期発見、治療するための仕組み 二次世界大戦の影響が残る1940~1960年代、沖縄県民の栄養状態は悪く、70年代から80年代以降になると経済状況が良くなったものの、飲酒量の多さが指摘され、食の欧米化によりカロリーや脂質・糖質を摂りすぎる状態となりました。 また、公共交通機関の発達が十分でないことにより、近くのコンビニエンスストアに行くにも自動車を使うのが当たり前の車社会で、運動不足の原因になっていると考えられます。 2021年の沖縄県の検査項目別の有所見率は、血中脂質が42.6%(全国平均33.0%)、血圧が24.9%(同17.8%)、肝機能が24.1%(同16.6%)で、これらの検査項目が特に高い傾向にありました。業種別では製造業(80.6%)、建設業(75.3%)、運輸交通業(74.7%)が高い業種となっています。 同県は観光や運輸などの第3次産業の人口割合が東京に次いで高いことから(2020年国勢調査)、運輸交通業の割合の高さが県全体の有所見率を引っ張っているという、観光産業の盛んな沖縄ならではの事情とも考えられます。 つくばセントラル病院(茨城県牛久市)健診センター長の神谷英樹医師は、「職場の健診に限れば、有所見者を再検査・治療につなげるためには、事業所やそこの産業医が労働者に受診を促すことが最も効果的と考えている」といいます。 しかしながら、常勤の産業医や保健師が勤務するような大企業を除いては、あまり、積極的に関わっていない印象といいます。 神谷医師はまた、「職場の健診の場合、本人の意思ではなく、職場からの指示で仕方なく受診されている人も見受けられる。このような方の場合は、再検査などの受診につながりにくいため、健診後の受診勧奨といった施策のみではなく、日常の健康教育により健康リテラシーの向上を目指すことも必要であると考えている」と話します。業務上疾病発生状況等調査:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27177.html

業種別の有所見率も明らかに 年に一度の健康診断を受けた後に手にする健診結果。健診で医師は、「異常なし」「要再検査」「要治療」などと判定します。そのうち「異常なし」以外の人を、有所見者と言います。 健康診断を受けた人のうち、有所見者の占める割合が有所見率です。この有所見率が今、6割に急接近しています。有所見者が自主的に医療機関に行くのが望ましいのですが、職場などから再検査や治療を受けるようよう促されても、働き盛りの世代は忙しいことを理由に健康管理を後回しにするので病気を早期発見できなかったり、治療のタイミングを逃したりしてしまいます。 厚生労働省がまとめた定期健康診断実施結果によると、2021年の有所見率は58.7%となりました。過去からの推移を見ると1997年までは3割台でしたが、2008年に5割を超えました。それ以降、上昇傾向を続けています。 この定期健康診断実施結果は、常に50人以上が働いている事業所が実施する定期健康診断、いわゆる“職場の健診”の有所見率などを集計したもので、労働衛生行政の基礎資料となっています。事業所は、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して医師による健康診断を実施しなければなりません。一方で、労働者は事業所が実施する健診を受けなくてはならないとしています。 有所見率の上昇傾向は労働者の高齢化が影響していると言われています。2021年の検査項目別の有所見率では、血中脂質が33.0%と最も高くなりました。次いで、血圧が17.8%、肝機能検査が16.6%などとなっています。 業種別では鉱業、建設業などが上位に 定期健康診断実施結果では、業種別の有所見率も分かります。「石炭鉱業」が88.9%で最も高く、次いで「土石採取」(78.3%)、「道路旅客」(74.9%)などとなっています。一方で、低いのが48.1%の「鉄道等」で、「他の運輸」(51.3%)、「輸送機械」(52.3%)の順番です。 東京都足立区で等潤病院などを運営する社会医療法人社団慈生会の伊藤雅史理事長は、医師として外来診療や手術をする傍ら、同院に併設する健診センター等潤で、健診受診者の判定もしています。たくさんの人を診る中で伊藤理事長は、「この地域の特性で建設業に従事する人を多く診ているが、有所見で要再検査などと判定するケースは少なくない。建設業は働く環境が厳しいという側...


健康指導が一番大切 健康診断を終えるとそれだけでほっとしてしまう、結果が届いて安心してしまう、そういう方が多いのではないでしょうか。健診で大切なことは、結果をきっかけにして今後、何をすればよいか考えることだと思っています。 賛育会病院の健康管理クリニックで実施している健康診断および人間ドックでは、特に診察時の健康指導を大事に考えており、医師が一人ひとりの診察および検査結果をもとに丁寧に説明しています。一般健診の方でも、前回の結果などを踏まえて必要な指導をします。受診したら終わりの健診ではなく、1年に一度しっかりとご自身の体と向き合う機会にしていただきたいと願っています。 社会福祉法人賛育会 賛育会病院 健康管理クリニック島美奈子室長(助産師、看護師) 健診は生活習慣改善のスタートライン 健診で生活習慣病に関連する所見が認められる方には、帰り際にお声掛けをして、看護師が日常生活でのアドバイスをしています。例えば、体重増加が気になる方には、① 体重測定記録(レコーディングダイエット)② 食事はよく噛んでゆっくり食べる、まずは今より5分時間をかける③ 食後はすぐ横にならず洗い物など家事をする④ 寝る前2時間前には食事はとらないようにする などです。 普段の生活行動を少し変えて、継続することが何より大切ですからね。先日も、仕事に戻らなければならないので急いでいるという受診者さんに5分だけ下さいとお願いして、お話しさせていただきました。すると、「1年後には良い結果になるように頑張ります」と言ってくださいました。なぜ生活習慣改善が必要なのかが腑に落ちれば、自分事として真剣に受け止めてくれる方が多いですね。 カルテコを利用して ご説明の際に、「カルテコ」に登録されている方は、昨年までの健診結果を見ながら今回の結果を比較して、目標設定も一緒に考えられる点がいいですね。 とりあえず聞いてみてください 「間食がやめられない」「どんな食事をとったらいいのか」「どんな運動をしたらいいのか」など、先生には聞けないさまざまな相談があります。私たち医療従事者は、受診者さんの行動変容のきっかけになり、ご自身の健康に関心を持つ方が増えることを願っています。些細なことでも相談していただき、楽しく生活習慣の見直しに取り組んでいただきたいと思います。

医師で、病院経営にも詳しい元厚労省医系技官の石川雅俊先生に、肥満度を表すBMIについて解説していただきました。反響がありましたので、その解説を基にBMIについてさらに詳しく説明していきます。 BMIとは?石川雅俊先生の解説https://portal.medilog.jp/20230208-2/ BMI計算とは BMI(ボディ・マス・インデックス)は、身長と体重を使って自分の体型を知るための指標、目安です。BMIを使えば、自分の体重が健康的な範囲にあるかどうかを簡単にチェックできます。健康管理やダイエットの目安としてとても役立ちますよ。 BMI計算の基本的な方法 BMIの計算はとても簡単です。次の数式で計算します:体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m) = BMI 例えば、体重が60kgで身長が158cmの場合、次のように計算します。 60(体重) ÷ 1.58(身長) ÷ 1.58 = 約24 ※身長はメートルで計算 近くにスマホや計算機があったら、ぜひやってみてください。この数式で算出した数値があなたのBMIです。 計算が面倒な場合は、身長と体重を入力するだけでBMIを計算してくれる「BMIチェックツール」も利用できます。 厚生労働省e-ヘルスネット「BMIチェックツール」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/metabolic/bmi_check.html 正常範囲と肥満度の判断 身長と体重を使ってBMIを計算したら、その数値を基準と照らし合わせて肥満度を判定します。基準となる数値は国や地域によって異なりますが、ここでは日本の健康診断で使われている日本肥満学会が定めている基準を紹介します。以下の表を参考に、自分のBMIがどの範囲に該当するか確認してみてください。これにより、低体重なのか、標準体重なのか、あるいはどの程度の肥満度なのかが分かります。 自分の体重が健康的な範囲内にあるかどうか確認してみましょう。 BMIの意味とは BMIは身体の身長と体重のバランスを示す数値で、肥満度を評価するのに使われます。ただし、BMIは個々の体型や筋肉量、脂肪の分布を考慮していません。そのため、筋肉量が多い人や骨格が大きい人は、BMIが高くても健康的なことがあります。例えばボディービルダーの方が肥満と分類されること...

※2022年は、2022年10月の労働安全衛生規則の改正前後の有所見率を各期間で加重平均した推計値。 (2022年有所見率)=(2022年1~9月の有所見率)×0.75+(2022年10~12月の有所見率)×0.25 年に一度の健康診断を受けた後に手にする健診結果。健診で医師は、「異常なし」「要再検査」「要治療」などと判定します。そのうち「異常なし」以外の人を、有所見者と言います。 健診有所見率の推移 健康診断を受けた人のうち、有所見者の占める割合が有所見率です。この有所見率が今、6割に急接近しています。有所見者が自主的に医療機関に行くのが望ましいのですが、職場などから再検査や治療を受けるよう促されても、働き盛りの世代は忙しいことを理由に健康管理を後回しにするので病気を早期発見できなかったり、治療のタイミングを逃したりしてしまいます。 厚生労働省がまとめた定期健康診断実施結果によると、2022年の有所見率は58.3%となりました。過去からの推移を見ると1997年までは3割台でしたが、2008年に5割を超えました。それ以降、上昇傾向を続けています。 この定期健康診断実施結果は、常に50人以上が働いている事業所が実施する定期健康診断、いわゆる“職場の健診”の有所見率などを集計したもので、労働衛生行政の基礎資料となっています。事業所は、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して医師による健康診断を実施しなければなりません。一方で、労働者は事業所が実施する健診を受けなくてはならないとしています。 有所見率の上昇傾向は労働者の高齢化が影響していると言われています。2022年の検査項目別の有所見率では、血中脂質が31.6%と最も高くなりました。次いで、血圧が18.2%、肝機能検査が15.8%などとなっています。 都道府県別の有所見率 健診結果の有所見率を都道府県別で見ると、2022年は72.1%となった沖縄県が、12年連続でワーストを続けています。全国平均は58.3%でしたが、有所見率の高さは沖縄県だけの問題ではなく、すべての日本国民にとって対岸の火事ではありません。

11年連続ワーストの沖縄県 健診結果の有所見率を都道府県別で見ると、2021年は70.4%となった沖縄県が、11年連続でワーストを続けています。全国平均は58.7%でしたが、有所見率の高さは沖縄県だけの問題ではなく、すべての日本国民にとって対岸の火事ではありません。 病気を早期発見、治療するための仕組み 二次世界大戦の影響が残る1940~1960年代、沖縄県民の栄養状態は悪く、70年代から80年代以降になると経済状況が良くなったものの、飲酒量の多さが指摘され、食の欧米化によりカロリーや脂質・糖質を摂りすぎる状態となりました。 また、公共交通機関の発達が十分でないことにより、近くのコンビニエンスストアに行くにも自動車を使うのが当たり前の車社会で、運動不足の原因になっていると考えられます。 2021年の沖縄県の検査項目別の有所見率は、血中脂質が42.6%(全国平均33.0%)、血圧が24.9%(同17.8%)、肝機能が24.1%(同16.6%)で、これらの検査項目が特に高い傾向にありました。業種別では製造業(80.6%)、建設業(75.3%)、運輸交通業(74.7%)が高い業種となっています。 同県は観光や運輸などの第3次産業の人口割合が東京に次いで高いことから(2020年国勢調査)、運輸交通業の割合の高さが県全体の有所見率を引っ張っているという、観光産業の盛んな沖縄ならではの事情とも考えられます。 つくばセントラル病院(茨城県牛久市)健診センター長の神谷英樹医師は、「職場の健診に限れば、有所見者を再検査・治療につなげるためには、事業所やそこの産業医が労働者に受診を促すことが最も効果的と考えている」といいます。 しかしながら、常勤の産業医や保健師が勤務するような大企業を除いては、あまり、積極的に関わっていない印象といいます。 神谷医師はまた、「職場の健診の場合、本人の意思ではなく、職場からの指示で仕方なく受診されている人も見受けられる。このような方の場合は、再検査などの受診につながりにくいため、健診後の受診勧奨といった施策のみではなく、日常の健康教育により健康リテラシーの向上を目指すことも必要であると考えている」と話します。業務上疾病発生状況等調査:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27177.html

業種別の有所見率も明らかに 年に一度の健康診断を受けた後に手にする健診結果。健診で医師は、「異常なし」「要再検査」「要治療」などと判定します。そのうち「異常なし」以外の人を、有所見者と言います。 健康診断を受けた人のうち、有所見者の占める割合が有所見率です。この有所見率が今、6割に急接近しています。有所見者が自主的に医療機関に行くのが望ましいのですが、職場などから再検査や治療を受けるようよう促されても、働き盛りの世代は忙しいことを理由に健康管理を後回しにするので病気を早期発見できなかったり、治療のタイミングを逃したりしてしまいます。 厚生労働省がまとめた定期健康診断実施結果によると、2021年の有所見率は58.7%となりました。過去からの推移を見ると1997年までは3割台でしたが、2008年に5割を超えました。それ以降、上昇傾向を続けています。 この定期健康診断実施結果は、常に50人以上が働いている事業所が実施する定期健康診断、いわゆる“職場の健診”の有所見率などを集計したもので、労働衛生行政の基礎資料となっています。事業所は、労働安全衛生法第66条に基づき、労働者に対して医師による健康診断を実施しなければなりません。一方で、労働者は事業所が実施する健診を受けなくてはならないとしています。 有所見率の上昇傾向は労働者の高齢化が影響していると言われています。2021年の検査項目別の有所見率では、血中脂質が33.0%と最も高くなりました。次いで、血圧が17.8%、肝機能検査が16.6%などとなっています。 業種別では鉱業、建設業などが上位に 定期健康診断実施結果では、業種別の有所見率も分かります。「石炭鉱業」が88.9%で最も高く、次いで「土石採取」(78.3%)、「道路旅客」(74.9%)などとなっています。一方で、低いのが48.1%の「鉄道等」で、「他の運輸」(51.3%)、「輸送機械」(52.3%)の順番です。 東京都足立区で等潤病院などを運営する社会医療法人社団慈生会の伊藤雅史理事長は、医師として外来診療や手術をする傍ら、同院に併設する健診センター等潤で、健診受診者の判定もしています。たくさんの人を診る中で伊藤理事長は、「この地域の特性で建設業に従事する人を多く診ているが、有所見で要再検査などと判定するケースは少なくない。建設業は働く環境が厳しいという側...


健康指導が一番大切 健康診断を終えるとそれだけでほっとしてしまう、結果が届いて安心してしまう、そういう方が多いのではないでしょうか。健診で大切なことは、結果をきっかけにして今後、何をすればよいか考えることだと思っています。 賛育会病院の健康管理クリニックで実施している健康診断および人間ドックでは、特に診察時の健康指導を大事に考えており、医師が一人ひとりの診察および検査結果をもとに丁寧に説明しています。一般健診の方でも、前回の結果などを踏まえて必要な指導をします。受診したら終わりの健診ではなく、1年に一度しっかりとご自身の体と向き合う機会にしていただきたいと願っています。 社会福祉法人賛育会 賛育会病院 健康管理クリニック島美奈子室長(助産師、看護師) 健診は生活習慣改善のスタートライン 健診で生活習慣病に関連する所見が認められる方には、帰り際にお声掛けをして、看護師が日常生活でのアドバイスをしています。例えば、体重増加が気になる方には、① 体重測定記録(レコーディングダイエット)② 食事はよく噛んでゆっくり食べる、まずは今より5分時間をかける③ 食後はすぐ横にならず洗い物など家事をする④ 寝る前2時間前には食事はとらないようにする などです。 普段の生活行動を少し変えて、継続することが何より大切ですからね。先日も、仕事に戻らなければならないので急いでいるという受診者さんに5分だけ下さいとお願いして、お話しさせていただきました。すると、「1年後には良い結果になるように頑張ります」と言ってくださいました。なぜ生活習慣改善が必要なのかが腑に落ちれば、自分事として真剣に受け止めてくれる方が多いですね。 カルテコを利用して ご説明の際に、「カルテコ」に登録されている方は、昨年までの健診結果を見ながら今回の結果を比較して、目標設定も一緒に考えられる点がいいですね。 とりあえず聞いてみてください 「間食がやめられない」「どんな食事をとったらいいのか」「どんな運動をしたらいいのか」など、先生には聞けないさまざまな相談があります。私たち医療従事者は、受診者さんの行動変容のきっかけになり、ご自身の健康に関心を持つ方が増えることを願っています。些細なことでも相談していただき、楽しく生活習慣の見直しに取り組んでいただきたいと思います。