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健康診断は生活習慣病をはじめ、さまざまな病気の早期発見・治療はもちろん、病気そのものを予防することを目的に実施されています。健診で医師は検査結果や問診内容から「異常なし」「要再検査」「要治療」などと判定します。そのうち「異常なし」以外の人を、有所見者と言います。厚生労働省がまとめた定期健康診断実施結果によると、2023年の有所見率(有所見者の占める割合)は58.9%となりました。都道府県別で見

つくばセントラル病院産婦人科担当部長長田佳世医師 子宮頸がんとは、子宮頸部(膣につながる部分)にできるがんのことです。子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染が関連しています。HPVは性交渉で感染することが知られています。多くの場合、感染しても免疫によって排除されます。 ところが、HPVが排除されず感染が続く

社会医療法人慈生会等潤病院 伊藤雅史院長・理事長 日本人は欧米人に比べて塩分摂取が多く、塩分の摂り過ぎが高血圧を引き起こしやすい体質であることが分かっています。日本人の1日の食塩摂取量は減少傾向にはありますが、厚生労働省の国民健康・栄養調査(2019年)によると成人で平均10.1g(男性10.9g、女性9.3g)。同省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」が設定している目標値の男性

良質な睡眠は自律神経系の健康を維持する上で必要不可欠です。睡眠中には、自律神経は体内のリズムを整え、心身を回復させるために必要なプロセスを行います。具体的には、副交感神経はエネルギーを温存し、体を回復させる役割があります。副交感神経は、心拍数を減らし、血圧を低下させます。また、消化管を刺激して、食べ物の消化や不要物の排泄を促します。食べ物から吸収されたエネルギーは、組織の修復や形成に利用されま