MDVが保有する国内最大規模の診療データベースは、大学などの研究機関や製薬会社の皆様にご活用いただいています。医療ビッグデータを活用した国内初となる亜鉛欠乏症の大規模調査について、順天堂大学医学部 総合診療科学講座 横川博英先任准教授のインタビュー記事を掲載しました。
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2023年の国民健康・栄養調査(厚生労働省)によると、1日の平均睡眠時間は6時間以上7時間未満が最も多く、男性35.2%、女性33.9%だった。また、睡眠で休養がとれている人の割合は前回調査(2022年)の79.4%より低下した74.9%となった。 仕事をしている際に眠気に襲われ、うっかりミスをしてしまった人は少なくないだろう。ちまたには快眠グッズなどがあふれている。ただ、睡眠について
社会医療法人社団慈生会等潤病院 伊藤雅史院長・理事長 血圧とは心臓から送り出された血液が動脈の内壁を押す力のことで、普通は上腕動脈(わきとひじの間の動脈)の圧力を意味します。血圧は上下2つの数値で示され、上は心臓の収縮により最高に達したときの値で「最高血圧」または「収縮期血圧」、下は心臓の拡張により最低に達したときの値で「最低血圧」または「拡張期血圧」と呼ばれます。 血圧は常に変
総務省消防庁によると、2023年の救急出動件数(速報値)は前年に比べ5.6%増の763万7967件、搬送人数は同6.8%増の663万9959人となり、過去最多を更新した。高齢化で救急ニーズが高まるなかで、まるでタクシー代わりにする不適正事例もある。過去、救急車有料化の議論もあったが、課題が多く実現していない。そうしたなか、東京都では消防署に属さない救急車も登場し、急増する救急ニーズを支えている
前回のコラムでは、心臓のサイズが大きくなる「心拡大」と心臓の壁が厚くなる「心肥大」の用語の違いをお話しました。今回は「心拡大」と病気との関わりを深掘りしてお話していきたいと思います。 健康診断の際の異常所見の1つに心拡大があります。心臓には右心房、右心室、左心房、左心室の4つの部屋があり、いずれかの部屋が大きくなると、胸のレントゲン検査で心臓が大きく映る心拡大が起きてきます。