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子犬

  • 子犬の社会化期は12週齢まで

    Vol.1 犬の最大のストレス要因は「退屈」 ーー散歩中、子どもにだけ吠えてしまいます。  子犬は生後3~12週齢に「社会化期」を迎えます。この時期に触れ合った人や犬、また行った場所に対し適切な振る舞いを身に着ける「社会化」が起こります。例えば、子どものいない家庭で育つと子どもの声に反応して吠えるようになってしまうことがあります。そのほか、高齢者や男性が苦手というケースもあります。社会化期のうちに、特に家族にいない性別、年齢の人とたくさん触れ合う機会を作ることが大切です。  成犬になって問題行動が出てからしつけ教室を利用する方が多いですが、問題行動の大きな原因として社会化不足があるため、問題が起こってからではなかなか改善しづらいです。犬同士の社会化のためにも、しつけ教室の利用を推奨します。散歩やドッグランなどでやみくもに色々な犬と会わせるだけではむしろ犬嫌いになってしまう可能性が高く、飼い主さんだけの判断では難しい部分があります。  しつけ教室では、将来行くであろうトリミングサロンや病院、ショッピングモールなどさまざまな場所に連れていきます。例えば電車に乗る必要があるのであれば、社会化期のうちから少しずつ慣らしていく必要があります。トリミングサロンに行くのは大体月に1回、動物病院となると年に1回くらいではないでしょうか。近頃は、子犬を対象としたパピーグルーミングを実施しているサロンも増えてきています。飼い主さんが主体的に動き、社会化期のうちから慣らしておくことが大切です。  また、よくある勘違いとして子犬は混合ワクチン接種が終わるまでは家の外に出てはいけないとされてきました。しかし、地面を歩かせたり他の犬と接触させたりしない限り、病気がうつる心配はありません。前述の通り、犬の社会期は12週齢までなので、ワクチン接種が終わってから初めて家の外に出すようではとっくに社会化期は終わっており、外の環境に適応しづらくなってしまいます。ワクチン接種が終わる前から、カートやキャリーケースを利用して少しずつ外の環境に慣らしていきましょう。 カルテコで社会化度合いをチェック わたしと大切な家族の健康管理「カルテコ」7日間無料お試しはこちら ⇒https://karteco.jp/ 【App Store】 【Google Play】  環境に対し恐怖や不安を感じている場合、交感神経が優位な状態になりますが、子犬の頃は特に見た目だけでは見極めが難しいこともあります。「カルテコ」アプリでは、お腹や肉球などのピンク色の部位の動画を10秒間撮影するだけで、自律神経の状態や脈拍数、呼吸数が計測できます。愛犬が社会化できているか確認するための指標の一つとして、自律神経の状態をチェックしてみてくださいね。 ---------------------------------------- 参考:犬にウケる最新知識 (ワニブックスPLUS新書)(鹿野先生著書) 株式会社Animal Life Solutions 代表取締役社長 鹿野正顕先生  1977年、千葉県生まれ。麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)で人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングを研究、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。麻布大学卒業後、人と動物の関係に関する専門家やドッグトレーナーの育成を目指し、株式会社Animal Life Solutionsを設立。犬の飼い主教育を目的としたしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」の企画・運営をしながらドッグトレーナーとして指導にも携わっている。2009年には世界的なドッグトレーナーの資格であるCPDT-KAを取得。日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT)理事長。 https://www.study-dog-school.com/member/entry/masaaki-kano-phd

  • 子犬の社会化期は12週齢まで

    Vol.1 犬の最大のストレス要因は「退屈」 ーー散歩中、子どもにだけ吠えてしまいます。  子犬は生後3~12週齢に「社会化期」を迎えます。この時期に触れ合った人や犬、また行った場所に対し適切な振る舞いを身に着ける「社会化」が起こります。例えば、子どものいない家庭で育つと子どもの声に反応して吠えるようになってしまうことがあります。そのほか、高齢者や男性が苦手というケースもあります。社会化期のうちに、特に家族にいない性別、年齢の人とたくさん触れ合う機会を作ることが大切です。  成犬になって問題行動が出てからしつけ教室を利用する方が多いですが、問題行動の大きな原因として社会化不足があるため、問題が起こってからではなかなか改善しづらいです。犬同士の社会化のためにも、しつけ教室の利用を推奨します。散歩やドッグランなどでやみくもに色々な犬と会わせるだけではむしろ犬嫌いになってしまう可能性が高く、飼い主さんだけの判断では難しい部分があります。  しつけ教室では、将来行くであろうトリミングサロンや病院、ショッピングモールなどさまざまな場所に連れていきます。例えば電車に乗る必要があるのであれば、社会化期のうちから少しずつ慣らしていく必要があります。トリミングサロンに行くのは大体月に1回、動物病院となると年に1回くらいではないでしょうか。近頃は、子犬を対象としたパピーグルーミングを実施しているサロンも増えてきています。飼い主さんが主体的に動き、社会化期のうちから慣らしておくことが大切です。  また、よくある勘違いとして子犬は混合ワクチン接種が終わるまでは家の外に出てはいけないとされてきました。しかし、地面を歩かせたり他の犬と接触させたりしない限り、病気がうつる心配はありません。前述の通り、犬の社会期は12週齢までなので、ワクチン接種が終わってから初めて家の外に出すようではとっくに社会化期は終わっており、外の環境に適応しづらくなってしまいます。ワクチン接種が終わる前から、カートやキャリーケースを利用して少しずつ外の環境に慣らしていきましょう。 カルテコで社会化度合いをチェック わたしと大切な家族の健康管理「カルテコ」7日間無料お試しはこちら ⇒https://karteco.jp/ 【App Store】 【Google Play】  環境に対し恐怖や不安を感じている場合、交感神経が優位な状態になりますが、子犬の頃は特に見た目だけでは見極めが難しいこともあります。「カルテコ」アプリでは、お腹や肉球などのピンク色の部位の動画を10秒間撮影するだけで、自律神経の状態や脈拍数、呼吸数が計測できます。愛犬が社会化できているか確認するための指標の一つとして、自律神経の状態をチェックしてみてくださいね。 ---------------------------------------- 参考:犬にウケる最新知識 (ワニブックスPLUS新書)(鹿野先生著書) 株式会社Animal Life Solutions 代表取締役社長 鹿野正顕先生  1977年、千葉県生まれ。麻布大学介在動物学研究室(旧 動物人間関係学研究室)で人と犬の関係、特に犬の問題行動やトレーニングを研究、人と犬の関係学の分野で日本初の博士号を取得。麻布大学卒業後、人と動物の関係に関する専門家やドッグトレーナーの育成を目指し、株式会社Animal Life Solutionsを設立。犬の飼い主教育を目的としたしつけ方教室「スタディ・ドッグ・スクール」の企画・運営をしながらドッグトレーナーとして指導にも携わっている。2009年には世界的なドッグトレーナーの資格であるCPDT-KAを取得。日本ペットドッグトレーナーズ協会(JAPDT)理事長。 https://www.study-dog-school.com/member/entry/masaaki-kano-phd